【経験談】「異常に仕事ができる人」はただスピードが速いだけではなかった


- 異常に仕事ができる人のタイプと特徴が知りたい人
- 仕事ができる人になるには?
私はバイトなどを経験して「とても大きなこと」に気づかされました。
「異常に仕事ができる人」というのは、仕事が速くていろんな作業をこなすという人のこと”だけ”だと思っていました。
しかし、「異常に仕事ができる人」というのは、いろんなタイプがいるということを知りました。

異常に仕事ができる人のタイプと特徴
仕事のスピードが速い人・仕事の効率化ができる人

これは、決められた仕事量をこなすのが速い人を指します。
職場に「こいつ仕事はやい・・・。」と思うような人いませんか?
仕事のスピードは単純に生産性の向上につながります。車でいえばエンジンの回転数のようなものです。
仕事をどのように効率化するか頭で考えている
仕事を覚えていくうえで、
- どんなふうにしたら早く終わるか
- 順序はどのようにするか
このようなことを考えています。
なので、数をこなすうちに仕事がどんどん速くなっていきます。
研ぎ澄まされていくイメージですね。

さらにマルチタスク、同時進行で複数の作業ができる人は、この能力を存分に活かすことができるはずです。
技術・体力
技術・体力は仕事スピードを上げるために必要です。
ピザ屋さんでは、ピザを速く作る技術が長けていれば、それだけ作るスピードは速くなります。きれいだとなお良き。
引っ越し屋さんでは、重い荷物を運び続けられる体力があれば、安定したスピードを誇ることになるでしょう。
仕事の本質を理解している人

仕事の本質を理解している人とは、
- なんでこの仕事を行うのか?
このような仕事の「なぜ?」「why?」を理解している人です。
とりあえずこの仕事を指示されたからして、とやっていると柔軟性に欠けて、仕事の優先順位がつきにくくなってしまいます。

柔軟性に富んだ対応・自発的な行動
「この仕事はこうやるんだ」という固定観念があると、少し条件が変わったときに混乱して対応ができなくなってしまいます。
そこで仕事を本質的に理解していれば、イレギュラーな対応ができるようになります。
イレギュラーとは、本当は上司の承諾が必要な作業だけど、「上司に電話がつながらない」「お客様の都合上急がないといけない」などになってしまった場合です。
このとき、事後承諾でいいのかを判断するには、なぜその承諾は必要なのかを理解しておく必要があります。
この状況は完全に大丈夫だと判断できれば、事後承諾でもよいでしょう。
仕事は「一問一答のような答え」がないものがあります。
そんな時に、誰かに指示を仰がなくても望まれた行動ができる人は「こいつやるな。」と思われるでしょう。
仕事の優先順位を理解or考えられる
仕事には優先順位があります。
例えば、お客様の対応と事務所の清掃だったら、明らかにお客様の対応のほうが優先順位が高いといえます。
基本的に仕事の優先順位は、緊急度・重要度が大切になってきます。
- この仕事は緊急か?ほかに緊急な仕事はないか?
- この仕事は重要か?本当に今やるべき状況か?
これらの判断材料になるのが「仕事の本質的な理解」です。
仕事の優先的なタスクをこなせない人にはタスク管理がオススメです。

仕事の覚えが早い人

新人の頃、まずは業務の内容を覚えるというところから始まるでしょう。
そこで絶対に仕事の覚えが早い人がいます。
- 仕事の呑み込みが早い
- 仕事の内容をよく覚えている
たとえば、昨日教えたことを今日完ぺきにこなして見せるとかですね。
こういう人周りにいませんか?
必要な情報を抜き取り整理するのがうまい
業務内容を教えてもらったときに、
- どんな業務なのか
- 流れはどういう風になっているのか
をイメージし、一連の作業を関連付けて覚えることができると、仕事の理解、呑み込みが早くなります。
同時に仕事を流れで理解するため、覚える量が減ったと感じるはずです。
記憶力がいい・自分なりのメモを取る
記憶力がいい人はいます。これは才能かそうでないかは別として、一つの武器です。
しかし、記憶力の乏しい人は自分なりのメモを取ることをお勧めします。
自分なりというのは、聞いたことをすべてメモするのではなく、
- 自分はここが忘れそうだな
- ここが重要だと思うな
- これを書いておけば忘れないな
ということをメモすることです。ほかにも自分が大切だと思う項目はメモしましょう。
これで、何回も聞き返すことなく業務を覚えられます。
仕事面での視野が広い人

視野が広いとは、馬のように視野角が360度近くということではなく、
- 誰がどんな仕事をしているか
- お客さんがどのくらい来ているか
- 困っている人はいないか
などの情報を多く把握できる人です。
「周りがよく見えている」というのがいい表現でしょう。
例えば、誰かの仕事だけ多くなってしまっているのを把握できれば、手助けや仕事の振り分けの改善ができたりします。
こういう人は、周りの人から信頼されるでしょう。
いろんな仕事に対応できる人

いろんな仕事ができるというのはとても強いメリットです。例えば、
「このシフト2人しかいないけどわからないところとかないかなー。でも○○さんがいるからとりあえずは大丈夫か。」
などのように、幅を利かせることができます。
一般的に教える立場につくには、このようにいろんな仕事を理解しておくことが必要になってくると思います。
なのでバイトの時間帯責任者などには必要なスキルですね。

人材育成がうまい人

世の中の仕事は基本的に一人ではなく複数人で行うことのほうが多いです。これが企業になります。
逆に一人で企業に属さず働く人をフリーランスと言ったりもしますね。
どんなに一人で仕事ができても一人の力には限界があります。物理的な仕事量がある限り絶対です。
ああ、体が2個あったらいいのになー。と思っても漫画のキャラではないので無理でしょう。しかし、分身をつくるという意味では可能です。
それは、他人を自分の仕事レベル、またはそれ以上にまでひきあげることです。
これが「人材育成」です。
フィードバックがうまい
フィードバックとはもともとの意味は難しいのですが、ビジネスでは意味が派生して「仕事を評価し改善する」という意味でつかわれます。
たとえば、
- 「少しこの辺とか雑だから気を付けて!」
- 「ちょっと言葉遣い直したほうがいいかも。」
このような評価をして仕事内容を改善することです。
ですが、このようなことを言われた側は少し落ち込みますよね。
そこでフィードバックをするうえで大切なものが、相手を褒めることです。
- 「○○さん仕事めちゃ速いね!でも少し雑な部分もあるから、そこを気を付ければ完璧だ!」
- 「お客様に対しての対応とか見ててやっぱすごいと思う。少し気になったのは言葉遣いぐらいかなー。」
というようにです。
言われた相手の気持ちは先ほどの例とは天と地の差があると思います。
人間褒められて悪い気になるのは嫌味とか皮肉ぐらいです。
そういう風にならなければどんどん褒めましょう。
ほかにも、フィードバックのうまい人をみて盗み取りましょう。
トレーニング・教育がうまい
トレーニング・教育がうまい人は、教え方がうまい人です。
自分が仕事を教えるときに大切だと感じたことは、
- 理由 : なんでこの仕事が必要かを教える
- 実演 : 自分がやって見せる
- 演習 : 実際にやってもらう
- 反復 : 忘れそうな頃にもう一度行う
これは私なりの意見なので、参考程度に。
そしてもう一つ、その人がどこまでトレーニングできているのか把握することも大切です。
- ○○さんはこの仕事ができる
- この仕事をまだやったことがない
- この仕事が得意そうで、この仕事が苦手そうだ
このような点を把握しておくとよいでしょう。
特にトレーニングは、できない仕事や苦手な仕事を教えていくことがメインになります。(もちろん特異なことを伸ばすのも重要ですが)
できない仕事を教えることは、いろんな仕事を一定以上にこなせるようになるために必要です。
そして、最後に自分の分身を作るためには、自分が培ったノウハウを教えてあげるとよいでしょう。
先人の知恵は仕事の効率化への近道です。

職場環境を整えるのがうまい
仲間の生産性を高めるには、心の底から楽しいと思える職場というのが重要です。
「今日も仕事かよー。だるいー。」
っていうのと、
「よっしゃ仕事だ。きたー!!」
というのとでは、仕事のモチベーションが全然違いますよね。
仲がいい・雰囲気がいい職場は、
- チームとしての信頼関係が築ける
- 報連相が機能する
- 退職者が少ない
- お互いのことを褒められる
このようにとても良い特徴が挙げられます。
なので、教育者としては仲がいい・雰囲気のいい職場を作ることを目指すべきでしょう。
そのためには、
- 自由参加のレクリエーションや飲み会の企画
- 挨拶の徹底・コミュニケーション量の増進
- お互いを褒めあうようにする
このような改善策が挙げられます。
ほかにも、いろんなアプローチがあると思うので勉強あるのみですね。

「異常に仕事ができる人」になるには
なかなか仕事がうまくいかない、バイトでみんなに迷惑をかけてしまっているかもしれない。
そんな方で「もっと仕事ができるようになりたい!」と思う方も多いでしょう。
では、「仕事ができる人」になるにはどうしたらいいのでしょうか。
仕事ができる人を良く見て研究する
いろんなタイプの仕事ができる人がいますが、その人がどんな仕事をしているのかを観察しましょう。
- 自分にはない技術
- コミュニケーションの仕方
- どこを見ているか
- どんな動きをしているか
- どんな順番で作業しているか
など盗み取れる部分はたくさんあるはずです。
意識してみると、気づくことがたくさんあると思います。
仕事ができる人に話を聞く
仕事ができる人に直接話を聞くこともよいでしょう。
「なんでこんなに仕事できるんですか?」
「どんなところに気を付けているんですか?」
って聞くと、話してくれるかもしれません。
その人が心がけてることや、成長するために行ったことなどを聞けるチャンスです。
ただ、その人の時間の邪魔にならないようにしましょう。
仕事の経験を積む
当たり前ですが、仕事の経験を積むことは大事です。
総合的な経験も必要ですが、継続的な経験も必要です。
というのも、週1しか働いていない時と週5で働いている時とでは、業務の覚えようとか結構違いますからね。

最後に | 紹介したこと全てができる必要はないという事
上記のことを全て出来れば、仕事ができる人と認められますが、全てできる必要性はないと感じます。
僕はまず、あなたの会社で足りていない所にアプローチをかけるべきだと考えます。
例えば、人材育成が上手な人がいないなら、自分が本を読んだりして人材育成を学び実際に育成させてもらうチャンスをもらうなど。
他に長けている人がいるのに、そこで戦おうとするのは戦略的にはあまり良くないです。穴場を見つけてアプローチをかけていきましょう!
以上、「【経験談】「異常に仕事ができる人」はただスピードが速いだけではなかった」でした。