【Windows2019年版】Composerを使った、CakePHPの環境構築(インストールから初期表示まで)

今回は、Composerを使ったCakePHPのインストールを解説します!
この記事には以下のことが書かれています。
- CakePHPとは
- 環境構築の流れ
- XAMPPのインストール
- Composerのインストール
- CakePHPのインストール
では解説に移りましょう。
CakePHPとは

「プログラミングなのにケーキってなんだよ!遊びじゃねーんだぞ!」
って思った人も多いのではないでしょうか?(たけじゃむもそう思います。)
CakePHP(ケイクピーエーチピー)とは、PHPの主要なフレームワークの一つで、PHPでの開発を快適にかつ高速に進めることを可能にします。
Ruby on Railsの概念を多分に取り入れており、Rails開発者にとっては非常に学びやすいフレームワークです!
環境構築の流れ
今回はWindowsでのCakePHPの環境構築方法(初期画面表示まで)をご紹介します!
環境構築は下記の手順で進めていきます!
- XAMPP(ザンプ)のインストール
- Composerのインストール
- Cake PHPのインストール
先に、「XAMPP」「Composer」について、軽く触れておきます。
XAMPP(ザンプ)とは
XAMPP(ザンプ)とは、CakePHPを動かすための箱のようなもので、一般に統合開発環境などと呼ばれます。
大きな特徴として、クロスプラットフォーム(cross-platform)と呼ばれる、
「Mac,Windows,Linuxどれでも動く!」
といったようなOSに依存しないという特徴があります。
ほかにもいろいろな特徴があります。

- X : cross-platform(Mac,Windows,Linuxどれでも動く!)
- A : Apache(HTTP通信を可能とするソフト!)
- M : MariaDB(MySQLを使った主要なデータベース)
- P : PHP
- P : Perl
XAMPP(ザンプ)という名前は、この特徴の頭文字をとって命名されました。
crossだけXで頭文字じゃねーじゃんというツッコミはまた別の回にお願いします!
とにかく、これをインストールすると、大体のWebサービス開発の最低限の準備が整います!
あとの二つは、開発を更にスムーズに進めるために必要だと思ってください!
Composerとは

Composerとは、PHP開発に必要なライブラリやパッケージのインストールを自動で行ってくれるソフトウェアです。
まあ、PHPが勇者だとしたら、パーティーに同行してくれる魔術師みたいなもんです。
お供してくれたら助かりますね。Composerはそんなような存在です。
例えば、”A”というライブラリを使いたいとき、Composerを使えば、”A”を動かすために必要なライブラリも併せてダウンロード・インストールしてくれます!(なんと便利なことか!)
Composerが無いとPHP開発が大惨事を迎えるので、CakePHPの公式のインストール手順に従い入れておきましょう!(「Composerが生理的に無理だから、Composerを使わずに強引にやりたい!」なんて絶対に言わないこと!)
CakePHPをインストールしよう!
CakePHPの環境構築は下記の手順で進めていきます!
- XAMPP(ザンプ)のインストール
- Composerのインストール
- Cake PHPのインストール
それでは進めていきましょう。
①XAMPPのインストール
まずXAMPPの公式サイトへアクセスします。
今回はWindows版なので、画面下部に見える「Windows向けXAMPP」というボタンをクリック!

ダウンロード完了後、インストールに移ります。
環境によっては、インストール中、こんなメッセージが表示されますので、どこで出てくるかお楽しみに!(プログラムファイル直下には置かないようにとのこと。インストール場所細かく指定するタイプの人でなければ、関係ない警告文ですが。。。)

Nextを繰り返しクリックし、なんやかんやあって下記の画面が表示されたらインストール終了です!(たけじゃむはチェックボタン押してませんが、押した方が早いです笑)

②Composerのインストール
Composerの公式サイトにアクセスします。(Composerのこの指揮者はアクセスする度に色が変わりますが、たけじゃむは黄色にオレンジのネクタイが一番好きです。) Downloadをクリック!

Downloadを押すと、文字がいっぱいのページに飛びます。
画面真ん中の、Composer-Setup.exeというリンクをクリックすると、ダウンロードが始まります。

ダウンロードが完了したら、インストールに移ります。(注意点があるので、2,3枚目の写真も見てください!)

基本的には、またNextの嵐なんですが、たけじゃむは事前にPHPをインストールしてしまっていたため、XAMPPの中のPHPを使うように設定をしました。

まれではりますが、プロキシ設定をしている方は、こちらにプロキシのURLを記入お願いします。


③CakePHPのインストール
魔王「よく来たぞ、たけじゃむよ。」
たけじゃむ「その声はコマンドライン。。。!」
さて、ここからはコマンドラインでの作業になるので、遊びは終わりです。
まずPowerShellを管理者モードで立ち上げてください。

この画面が立ち上がります。

まずは、XAMPP直下の作業ディレクトリ(htdocs)に移動します。
[codebox title=”PowerShell”]
cd C:xampphtdocs
[/codebox]
移動したあと、下記のコマンドを実行すれば、composerが正常にインストールしているかわかります。「こんぽぉーざぁー!」と長々とした説明が出てきたらOKです!(まあ色々出たらOKという感じで)
[codebox title=”PowerShell”]
composer
[/codebox]
コンポーザーが正常に起動していたら、CakePHPで新しいプロジェクトを作ります。下記のコマンドは、たけじゃむが「CakePHPという種類で、jpazamuというプロジェクトを作成したい」とcomposerに訴えているものです。 末尾がプロジェクト名なので、お好きなものに変更してください!
[codebox title=”PowerShell”]
composer create-project --prefer-dist cakephp/app jpazamu
[/codebox]
ところが、実行すると、こんなエラーが出てきてしまいます。

まずは、ないと言われている、intlというライブラリが入っていることを確認しましょう。下記の写真のとおり、指定のディレクトリ(xampp>php>ext)にintlが入っていればOKです!

次に、intlが有効化されていることを確認しましょう。
なにも出てこなければ、インストールはされているが、有効化されていない=設定で読み込まれないようにされているということです!
[codebox title=”PowerShell”]
php -i | select-string "intl"
[/codebox]

有効化をするには、php.iniファイルの記述を書き換える必要があります。
下記のディレクトリに移動し、php.iniをメモ帳やエディタで開きましょう。

php.iniを開いたら、 extension=intl という記述を検索し、コメントアウトを解除し、有効化させます。(先頭のセミコロンを削除します。)

再度コマンドラインで同じコマンドを打って、有効化されていることを確認しましょう。intl…とでれば有効化されています。

エラーが解消したところで、プロジェクトをもう一度作り直します。(エラーが発生してプロジェクト作成が中途半端な状態になってしまっているので。)
下記ディレクトリから先程作ったjpazamuを削除し、もう一度プロジェクトを作り直します。


画面が止まったら、Yを入力し、CakePHPインストール完了です。
それでは初期画面を表示させてみましょう!
おそらく目の前に表示されているXAMPP Control PanelでApacheが起動點せましょう。下記の写真の通りになっていればOKです。

これで、Webブラウザから初期画面にアクセスする準備が整いました。
お好きなブラウザから、下記のURLにアクセスして初期画面を表示させましょう。
末尾のjpazamuとなっているところはご自身のプロジェクト名に変更してください!
[codebox title=””]
http://localhost/jpazamu/
[/codebox]

おつじゃむ!これで初期画面表示完了です!
データベースの設定や細かい初期設定は、たけじゃむ先生の次回作にご期待ください!皆さんご愛読ありがとうございました!